<オーディオ環境の紹介>


ここでは、私が使用している、オーディオに関連するものを紹介していきます。まあ、適当に流してください。
イヤホンは別ページでまとめておきました。

<接続概念図です>



・デジタルオーディオプレーヤー(DAP) <COWON J3>
 写真に撮ると、なんだか地味ですね・・・外観はスマートフォンを2周りほど小さくした感じです。

韓国COWON社のDAPです。韓国製ということで最初はどうなのかな〜とも思っていたのですが、かなりイイです!
確かにポータブルプレーヤーの領域からは脱していないかもしれませんが、素直な音を出していて良いイヤホンを繋ぐ価値があります。
COWONのウリの1つである、「BBE」プロセスは、言わば真空管エミュレーターのようなシステムで、高調波がしっかりと再現され、温かみのある音ながら、しっかりとシャープさは残されています。エンハンスプロセス(例えばSRS)にありがちは、音が不自然になるようなことは一切なく、かなり優秀です。

「MP Enhance」というプロセスも備わっており、これはデジタル圧縮・アナログ劣化問わず、失われた周波数成分、特に高調波を復元できるもので、これをONにすると確かにビットレートが数段階上の音に感じられます。(音のバランスに変化は有りませんので、純粋に音を復元しているようです。)

他には、3Dサラウンド、Mach3Bass(ベースブースター)、リバーブ、ステレオエンハンスなどが調整可能です。
3Dサラウンドを掛けなくても、定位感は問題ない感じですね。この辺は繋ぐイヤホンや聞く曲で大きく変わってきます。

この他にもイコライザが備わっているのですが、もはやパラメトリックイコライザの領域で、かなりマニアックです。BBEも全て微調整可能で、ちょっとしたスタジオレベルの音響調整が可能です。
ただ、これは最大の特徴であると同時に最大の弱点でもあります。

J3は、何もイコライザやBBEを掛けていない状態で波形解析すると、20Hzから20kHzまでほぼ完璧なフラット特性を示します。つまり、人間の聴覚特性カーブから考えると、最初からドンシャリで設定されているWALKMANのような機種より、音が篭って聞こえてしまうと考えられます。ですから、買ってから何も考えずにイヤホンを挿せばそこそこの音で聞ける、と言うわけではないのです。
ですが、素性としては良く、自分で自分の好みのバランスに調整することがJ3の最大の強みであり、魅力です。そのときに、元がフラットな方が調整後の結果は良くなります。

インターフェースも、静電容量検出式のタッチスクリーンで、反応速度も良好。マルチタッチにも対応します。ディスプレイは480×272の有機ELです。表示色数は1600万色で、ほぼフルカラーをカバーします。ですが、そんなことどうでも良くなるほど、発色が綺麗です。


私は、最初から味付けされている音が好きではなく、基本的にフラットな音が好みです。また、パラメータを弄るのが大好きな私にとって、このプレーヤーは最高の一品です!


・PCオーディオ <ONKYO SE-90PCI>
 PC開けるのが面倒だったので、箱の写真でお許しください。

知る人ぞ知る?高級オーディオボードです。値段的にはそれ程高い部類ではないのですが、出力系統がアナログ(RCA)1つ、光デジタルが1つ、入力系統なしというあまりにも割り切った設計のため、コンデンサーへコストを掛けられているようです。
PC用のオーディオボードとしてはかなり大きいコンデンサーが林立しており、電源部は厚さ1mm、長さ7mm(だったかな)の銅バスプレートでインピーダンス低減とグランド電位の安定化を図り、コンデンサーにはOSコンが使用されています。
周波数特性が 0.3Hz 〜 44kHz 、S/N比が110dbです。デジタル出力は最高24bit/192kHzまで対応しています。

音質はオンボードとは比べるまでもなく、単品のオーディオ機器と比較しても互角に争えるレベルです。
ただ、エージングがかなり時間がかかる上に、かなり音が変化します。最初のころは「大してオンボードと変わらんじゃないの」と思っていましたが、半年ほど使ってから一度オンボードを聞いてみたら、聴く気にもならない音質に愕然。このボードはかなりエージングに時間は掛かりますが、エージング後の音はすばらしいものです。
VLSCというONKYO独自のデジタルパルスノイズ除去回路も組み込まれており、非常に滑らかな音です。(VLSC = Vector Linear Shaping Circuitry)

現在は、アナログ出力のRCAをステレオミニピンに変換して、本当はやっちゃいけない、イヤホン直付けをしています。ですが、カップリングコンデンサーも入っていることですし、イヤホンに負担は掛からないと思うんですけどね〜。ヘッドホンアンプを通さない音質は最高です。
デジタル出力は、これまたONKYOのFR-V3に接続しています。

いまどき珍しい、Made in Japanです。



・ミニコンポ <ONKYO FR-V3>
 ジャンク品ですが、今のところ元気に動いています。

もう10年以上前の機種になるんですかね。この前ハードオフに行ったときにジャンク品として売っていたものです。CDを再生できないとの事でしたが、かなりの軽症で本当にジャンク品でいいのか?ってレベルでした。1度分解して各部の点検と注油、組み付けのチェックを行っただけで、何の部品の交換も無く普通に使えています。ただ、時々ピックアップが退避できなくなってCDトレイが出てこなくなります。叩けば出てくるので気にしていませんが。
値段は2100円でした。ジャンク品としては高いほう?

音はいいですね〜、スピーカーが負けてるくらいです。厚みがあって、解像度も良好。これが10年前のアンプとは思えないです(10年前だからいいという意見もありますが・・・)。回路部は、ONKYOお得意のディスクリート設計です。だからどうした、と言われればそれまでです(笑)。
これだけの音を出されると、ONKYOの最新機種に興味が沸きますね〜。一応プリメインアンプを狙ってはいるのですが、なかなか買えないですね。

ただこの機種、10年前の製品だけあって、最新機種と比べて決定的に劣る部分が。それは、「待機電力」。昨今のエコブームで、最近の電気製品は待機電力が1W未満のものが殆どです。1W未満でなくても、起動時間を犠牲にして待機電力を節約する「エコモード」なるものが搭載されています。
ですが、これにはそんな配慮は微塵もありません(笑)。容赦なく7Wくらい食います。しかも、起動して再生していない状態とほとんど同じ消費電力です。何の為に電源ボタンがあるのか。
ですが、起動は0.1秒かからないと思います(笑)。

まあ、音はいいので許せる範囲のことなんですけどね。電源タップで元から電力供給を絶っております。



・デジタルプリメインアンプ <鎌ベイアンプ2000 Rev.2>


え〜分類的にはプリメインですが、たかだか6000円程度にそんな大層な地位を与えていいものなのだろうか(笑)。
安い割りに音は素直です。さすがデジタルアンプといったところなんでしょうか、下手なミニコンポより音が良かったりしますが、ONKYOのミニコンポをハードオフで買ってからは、ベッドサイドでJ3のアンプに徹しております。
デジタルアンプといっても、増幅にデジタル変調方式を用いているもので、入力はRCAとラインのみです。というか、これが本来のデジタルアンプの意味です。

一応、Bass、Treble調整もでき、ボリューム類の感触も良好。金属性ボディもあいまって、結構高級感はあります。ですが、メーターはオマケですね。入力オーバーにならないよう、ピークメータとして使っていますが、カチカチ音がする上に、透明カバーが保護フィルムの糊で曇っています。ま、音に関係ない部分なんで、気にしてもしょうがないんですけどね。メーターが青く光るのは、けっこうカッコイイです。

消費電力が少ないのは好感が持てます(笑)。



・シンセサイザ <YAMAHA S80>
 下がS80です。上のシンセは、本来は父のものなのですが、何故か私の部屋にあります(笑)。

オーディオじゃないですね。でも一応ご紹介。
このシンセは確か、私が小学校1年くらいのときに買ったものだったはずです。その当時、ピアノを習うの習わないの言っていて(親が)、結局習わなかったのですが、その練習用で、母親と兼用として買ったものです。今になってDTM等で役に立っており、独学で曲がりながらも弾けるようになりました。耳コピがメインで弾いていますが、最近は譜面を読んで何とか弾くこともできます。(持ちネタは30曲ほど)

音源は128音(マニュアル読んでないのでハッキリしませんが (^_^;))で、ピアノタッチキーです。PCとUSBアダプターを介してMIDI接続しており、DTMソフトで演奏記録をとることもできます。ですが、接続先のPCのOSがWindows VISTAで、サウンドミキサーのレイテシが大きすぎてちゃんと記録されないときもあり、現在対策検討中です。※2012年現在、ASIO方式を導入したので、遅延は解消されました。


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