<アナログって?> |
・アナログ よく、「お前はアナログ人間だ」的なことを言う人がいますよね。あれは忘れてください(^_^;) アナログとは、例えばレコード盤を想像してください。 レコード盤の情報の記録の仕方はご存知であるとは思いますが、少し説明を。レコードの構造は非常に簡単で、バネ(とダンパー)の付いた針が、円盤の上を走査します。針の先には集音器が接続されており、そこから入ってきた音は針に伝達されます。 針は伝わってきた振動と同じ振動を発生し、円盤の表面にその振動の軌跡を残していきます。 再生するときは、針が振動の軌跡を走査することで、その振動を電気信号に変換して、スピーカーから音を出せるようにします。 つまり、レコードは物理的に「振動」を記録しています。「アナログ」というのは、音に限らず物理現象を、別の物理現象として記録することを言います。 フィルムカメラもそうですね。レンズを通して入ってきた光を感光体に当てて、その光の強さに応じて化学反応が起きます。「光」を光化学反応という「現象」として記録したのです。 アナログは、記録される情報が(限りなく)無限にあり、写真では色数が、音ではその波形が無限に滑らかに記録されています。 ただし、レコードの場合は、高周波数の記録が不得意なので、最新のデジタルオーディオと比較すると、かなり音が篭っています。以前はアナログのほうがデジタルと比較して様々な面で有利でしたが、最新のデジタルフォーマットと比較すると、絶対的な情報量が不足している事がわかります。 >>戻る |