<コーデックの主な種類> |
・コーデック ここでは、オーディオで用いられる主なコーデックを紹介します。 オーディオファイルは、圧縮される前の状態が基本形で、「PCM」と呼ばれます。 >>WAV 全ての基本はこのコーデックです。PCMをそのまま非圧縮でファイル化しますので、最も音質がいい反面、最もファイルサイズが巨大です。拡張子は「.wav」です。 >>MP3 皆さんが最も良く使うコーデックではないでしょうか。MP3はPCMを非可逆圧縮しますが、データの選別に人間の聴覚特性をもちいています。例えば、「大きな音の直後の小さな音は聞き取れない」といったものです。 これによって圧縮された音声データは、一見すると劣化の少ないものに聞こえますが、良く聴けばそれなりに劣化していることが分かります。 一般的には、128kbpsで十分、256kbpsでCDと同等とみなされます。320kbpsを用いてもそれ程音質の向上は見込めないとも言われています。 拡張子は「.mp3」です。圧縮後の容量はWAVと比べて10分の1ほどまで圧縮されます。 正式名称は、「MPEG-Audio layer3」です。 >>WMA ウィンドウズメディアオーディオです。WAVと似ていますが、全く違うものです。 MP3とほぼ同じ圧縮率ですが、MP3よりも1段階低いビットレートでMP3のそれと同等の音質を維持できると言われています。 ですが、MP3のほうが全体的に扱いが楽なので、私はMP3のほうを用いています。 拡張子は「.wma」です。 >>FLAC 可逆圧縮コーデックです。WAVをFLACで圧縮することで、容量を半分ほどに圧縮しつつ、音質の劣化を生じません。ですが、再生機器が限られる上に、ポータブル機器で再生する場合には、負荷が高いためにバッテリー駆動時間が短くなることが確認されています。 圧縮レベルが指定でき、最低1、最高10です。最も効率がいいのは5〜7の間です。 拡張子は「.flac」です。 >>この他にも これ以外にも、OGG、AACなどが有ります。AACはiPodを代表とするApple製品で主に用いられています。圧縮率がMP3より高く、同じビットレートであればMP3よりも高音質と言われています。OGGは高音質非可逆圧縮コーデックとして知られています。 これくらい知っておけば、普通にオーディオを楽しむ上で不足はないと思います。 >>戻る |