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<スポーツバイク購入の経緯> 


HPの名前の由来のところでもお話しましたが、風景写真をもっと撮りたくてMTBが欲しくなったのは事実です。ですが、本当はただ単にスポーツバイクに乗って色んなところに行きたかったってのが大きかったんですよ(笑)。
まだ実際にはやっていませんが、埼玉〜長野の約190km区間を1日で走破するのが、目下の目標です(笑)


スポーツバイクを購入する前は、ご承知の通り「ルック車」に乗っておりました。しかし、その当時にそんなこと知るわけも無く、それをMTBと思い込んで乗っていました。今考えるとちょっと怖い(^_^;) ダートとかにも突っ込んでたもんで

「もっと色んな風景を撮影したい!」ってなことで、一時期は自転車で少し遠出をしようと意気込んでおりました。ところが、数キロも走れば疲れてしまい、大して遠くへは行けませんでした。

「自転車って結構遠くまでいけるはずだよなぁ〜」

ロードバイクの存在は知っておりましたので、自転車で遠くまで行けることは知っていました。
しかし、実際に走ってみるとそんな事は到底無理に感じていました。

「そうだ、駆動系のメンテナンスをやってなかった」

その自転車は3年ほどチェーン以外の駆動系はノーメンテでしたので、先ず手始めにハブのオーバーホールから始めることに。

「なんだこれ!?」

なんと、ハブをロックしているナットが軸に溶接してあります。信じられません。整備のことを全く無視した設計です。
何かおかしいと思いつつも、とりあえずMTBのメンテナンスについて調べてみることに。
すると出てきました、「マウンテンルック車」。
最初は、「そんなはずは無い」と自分に言い聞かせていましたが、

「何々・・・車重が20kg近くにも達することがあり、ディレイラー等のコンポーネントがTOURNYというグレードなら、確実にルック車か・・・」

何か、いやな予感のする情報を取得。
早速駐輪場へ。ディレイラーを見る。

「TOURNY・・・」

そ、そんな・・・
いや、まだ車重は分からない!ってことで体重計を引っ張り出してきて、先ず自分の体重を量る。

「ちょっと減ったか・・・?」

私は、何故か昔から体重が増え無い体質なので、減るとちょっとさびしいです。
そして、次は自転車を持って、体重計に乗る。

「!!思ったより重いな。で、重量は・・・22kg・・・(- -;」

ルック車確定。
まあ、それでも何とかメンテナンスでどうにかしようと色々試したんですが、結局あまり変わることはありませんでした。因みに、一時期はフレームを削って軽量化することも視野に入れていました(^_^;)



そんなこんなで自転車をいじくり回す内に、段々と「本物の」MTBが欲しくなってきました(笑)。そろそろ、この自転車も寿命のようですしね。
「欲しいと思ったものは、直ぐに欲しい。」そんな性格ですので、結局その年の趣味用の貯金から予算を計上して、MTBを購入することに。し、趣味用の貯金が・・・

予算は4万前後が限界でした(^_^;) とりあえず色々探している内に、ワールドサイクルというサイトを見つけたのですが、そこには大体相場価格でスポーツバイクが売られておりましたので丁度良いと思い、そのサイトで車種選定することに。

「結構種類は多いな〜」

思ったより、メーカーも車種も豊富です。しかし、です。値段が高いの何の(^_^;) それなりのグレードのコンポーネントを装備していると、平気で10万くらいしたりします。
少なくとも、「ALIVIO」か「Deore」くらいのグレードは欲しかったのですが、パーツに関しては後で交換することも可能ですので、「Acera」、「ALIVIO」に妥協することに。モノには頼らないさ・・・(笑)
その代わり、フレームの強度にこだわることに。この辺はメーカーの価値観が大きく関係しているので、価格にはそれほど反映されないでしょう。

車体重量もそこそこ軽いほうがいいのですが、やっぱり軽いとそれなりに高価です。そんな中、フル装備ではありませんが、「ALIVIO」を駆動系に採用しているにも関わらず比較的安価で販売しているメーカーを発見。それが「GT」です。
車体のグレードが、「1.0」、「2.0」、「3.0」と分かれており、2.0くらいになると、さすがにちょっと手が出ませんが、3.0ならなんとかなりそうです。

「GT Avalanche 3.0、価格は42000円くらいで、リアディレイラーがALIVIOか・・・」

フロントディレイラーがAceraでしたが、変速性能に大きく差がでるのはリアですから、そこは合格。気になるようなら後で交換すればいいわけですしね。

「重量は、14.3kg・・・」

軽いほうではありませんが、重くも無いので合格。なんと言っても、GT独自のトリプルトライアングルのフレーム強度は魅力的です。私のサイズだと「S」が適合しますが、それだと「トリプルトライアングル」では無いのです。ですが、まあ強度に違いはないでしょう、ここも問題なし。「M」や「L」の方がサイズ的には丁度いいのですが、MTBは1サイズ小さい方がコントロールしやすいとの事なので、あえて「S」にしました。こっちのが軽いし。

ここまでは問題なし。ところが、

「5000円追加で、ブレーキがディスクブレーキになるのか・・・」

いや〜ここで大いに悩みました。ディスクブレーキは安定した制動力を持つ上に、なんと言っても見た目がカッコイイ(笑)

「でもな〜ディスクが必要な場面って少ないよな・・・」

ダウンヒルでもやるならディスクは必須装備ですが、そのときはまだダウンヒルに手を出すことは考えていませんでした。
それに、標準で取り付けられているディスクブレーキは、「テクトロ」というメーカーのブレーキで、その中でも低グレードなモノでした。

「もし山下るんでも、そのときに好きなディスクブレーキを後付すればいいかな」

後から交換すれば、グレードもメーカーも自由だし、もっと安いのがあるかも。
よし、「GT Avalanche 3.0 Vブレーキ仕様」に決定!
実は最後までルイガノキャスパーと迷っていたのですが、フレーム強度に自信がありそうなGTに決定しました。


「??付属タイヤがダウンヒル向け・・・?」

なんでだよ〜!こっちは最初はオンロードしか走らないよ!なんで1本6000円もするタイヤ付けてんの。まあ、後々役に立つかもしれないから良いか・・・でもオンロード向けのタイヤ買わないと・・・
予算ギリギリなので、タイヤ1本すら買うのが厳しいです(涙) ここは我慢して、タイヤの磨耗を抑えた走行をしましょう。まったく、真夏にスタッドレスで走るようなもんだよ・・・



さてさて、車体を購入すると決まったら、次は購入方法ですね。ワールドサイクルで購入しても良かったのですが、割引が期待できる上に、運がよければ即納も可能な実店舗で購入することに。
近くにサイクルショップがあるので、そこに行って見ました。いわゆる「プロショップ」ではないのですが、まあある程度は自分で分かるし、整備もできるので、プロショップにこだわる必要はないでしょう。

ショップに入ります。

店員:「あ!この間の方ですね」

実は以前に下見に来ていたことがあり、そのときに「構造とか説明しましょうか?」と言われて、「いや〜一応基本的な知識はあるので大丈夫です」見たいな会話を交わしていたのですが、なんと私のことを覚えていたようです。
(因みに、私はこれでも一応レーシングカートドライバーなので、ヘタな機械整備士よりメカの扱いは慣れています。もしマシンの組み付けが不十分だと命を落としますから。)

その店員さんは(どうも店長っぽい)、MTBが好きなようで、前回私が執拗にMTBを見ていたのを覚えていたのかも(笑)。


「GT Avalanche が欲しいんですけど」

私がこう言うと、展示してあった車体を出してきてくれました。そのときに

店員:「センチュリオンのバックファイヤーもお買い得ですよ」

と言ってきた。バックファイヤー?名前はカッコイイが、その仕様は如何に。でも確か、センチュリオンは選定の段階で除外したような・・・
とりあえず仕様を見る・・・というより、装備しているパーツを直接見る。

「リアディレイラーはAcera、フロントは・・・TOURNY?いや、Aceraの無印か?」

全体的な仕様は完全に本物のMTBなんですが、いまいち装備がパッとしません。唯一GTに勝る点といえば、重量が1kgくらい軽いことか。
しかし、

「値段が1万以上安いのか!」

デッドストックなんでしょうけど、これを見てしまうと、どうしても悩んでしまいます(笑)。私は何か買う前に、徹底的に調べまくったあげくに、散々悩んでから買うかどうか決めるので、実店舗で悩むのは少々危険です(笑)

ですが、フレームを見てみると、構造的に若干GTより強度が低く見えます。少し乗ってみた感じも、GTは強度がある上に、衝撃をしっかり吸収できているのですが、バックファイヤーはゴツゴツした感じがすごく伝わってきて、いかにも「アルミフレームです!」って感じ。長距離乗るには疲れそうだし、ダウンヒルなんて無理でしょう。

やはり、今後のことも考えてGTと致しました。パーツさえ交換すれば、長く乗っていけるのですからね。

「やっぱり、GTがいいです。あ、後サイクルコンピュータとスタンドも付けてください。」

スタンドはちょっと微妙ですが、本格的にダートを走るまではあってもいいでしょう。(後にはずしています)
サイクルコンピュータは、もはや必須装備ですよね。値段も安いですし。

店員:「じゃあ、整備と部品の取り付けをしますので、最短で明日にはお渡しできますが。」

マジですか。直ぐに受け取れるとは、願っても無い!
というか、整備と部品の取り付けくらい自分でやれるから、今すぐに渡してくんないかな(^_^;)

まあ、ショップとしてはやらないわけには行かないので仕方ありません。その日は購入手続きと防犯登録をして帰宅しました。



翌日、休日です。最近全く外食をしていなかったので、家族で昼食を食べて、そのついでにバイクを受け取ることに。

昼食は、イタリアン・・・のはずが、何か店が変わってる・・・?しばらく行っていないうちに店をリニューアルしたようです。イタリアンのバイキング形式ってどうなのよ・・・まあ、一定の金額でパスタ食べ放題ってのはすごいですが。注文すれば、本当にいくらでも出来立てを出してくれます。そして、何故かカレーもあります(^_^;)

そんなこんなで、ショップへ。
到着すると出てきました、念願のスポーツバイク「GT Avalanche 3.0」です!。ここでも、やはりショップとしてはやらなくてはならない、バイクの説明(笑)。 まあ、適当に聞き流して(おい)、料金を払います。

納車後、早速持ち帰って乗ってみました。
やっぱ違いますね!。まず、簡単にスピードが乗る上に、維持がとっても楽です。加速も桁違いです。ペダリングも軽くていいですね〜快適です。

唯一慣れないのがシフターで、今まではグリップシフトだったのが、これは「ラピッドファイヤー」といって、車で言えばパドルシフトのようなレバーを使ってシフトを制御します。カッコイイし、操作もしやすいのですが、慣れないのでシフトチェンジ、特にダウン側がワンテンポ遅れます。

さて、ハンドリングも良好、コーナリングも良好。次は最高速テストをやってみたいですね〜。近くに丁度いい直線があるので、そこで軽く踏み込んでみることに。距離にして400mほどの直線です。
10km/hからのローリングスタートで計測します(笑)。3、2、1、GO!!

「!!!」

言葉が出ません。なぜかって?空気抵抗がすごいからです(笑)。40km/hなんてあっさり出ます、100mくらいでしょうか。と言うことは、もし0-100km/hの計測ができたとしたら、加速度や抵抗等から考えて・・・理論上は最短40秒?。あれ、意外と遅いな。まあ、100km/hなんて平地じゃ無理ですが。
でもルック車からすると信じられません。ただ、これ以上の速度になると、タイヤがダウンヒル用で柔らかいので、不安定になってきます。風で前も見えないし。

さて、お次はここからの減速テストです。最高速45km/hからフルブレーキング!

「キュッキュッキュッキュッ!!」

(^_^;)
白線に乗ってないのにスキル音が出てしまいました。まあタイヤロックはさせていないので、それほど減ってないでしょう、タイヤも。標準のテクトロ・ミニVブレーキもそこそこ制動力は優秀なようです。タイヤの皮むきもできたかな〜?
ちなみに、タイヤロックすると「キャー!!!」と言うスキル音に変わります(笑)。やったのはルック車のときですが。

その後もしばらく乗り回していたのですが、以前と決定的に違う部分を発見。それは「車幅」、具体的には「ハンドルの幅」です。以前はかなり幅が狭かったので、結構狭いところも楽に通れました。
ですが、このバイクは元来MTB。コントロール性を重視して長いハンドルが設定されています。

この幅にはしばらく慣れそうに無いですね〜壁ギリギリに寄せるなんて、まだできません。最悪、引っ掛けます。
ですので、高速で車幅ギリギリのポールが立っているところを通過する練習を何回かして、何とか車両感覚をつかみました。この感覚がないと、危険ですからね。

私は先に限界を知っておくタイプなので最初にこんな無理な走行をしましたが、普段はおとなしく乗っておりますのでご安心を(^_^;)


さてさて、この後の話は、サイクリング日記 等でお話しますので、ここではこのくらいにしておきます。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。


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