<DP1xとDP1 Merrill>


最近カメラページの更新を全くしていなくて申し訳ないのですが、しっかり活動はしております。
最近は専らDP1xでの撮影が殆んどなのですが、使ってて思ったことがいくつかあるんで記事にしたいと思います。(下のほうに沢山写真をアップしといたので、長々した説明が不要な方は下まで一気に行ってください(笑))


まずは新しいファームフェア。
最近気が付いたのですが、Ver.1.03が出てたんですね。公式には各種バグの修正が主な変更点のようですが、これは絶対アップグレードすることをオススメします。

なぜかというと、公式には発表していない変更があったように感じるからです。というのも、明らかにAF速度が改善しているのです。遠景モードにしておけば、他の高速機種に匹敵するほどの速度で、ほぼ一瞬でAFが合焦します。
それに加えて、今までDPが苦手だった薄暗い場所でのAFも、結構正確に合うようになっています。

偶然、ファームアップ前後で全く同じ被写体を薄暗い環境で撮影していたのですが、前では合焦できなかったのに対して、後では合うようになっていました。
このときに「あれ?」と思って、普通に明るいところでAFを使ってみたら、明らかに速くなっているのに気が付いたのです。

Merrillに乗っけるAFアルゴリズムを先にDPx系にリリースしたんですかね?
あと、確実ではないけどAWBも多少安定したような気がします。


次に画素数。
いまんところ実質465万画素で特に不満は無いけど、やっぱり実質1500万画素が出てきちゃうと、ちょっと気になりますよね。

ご承知の通り、SPP(SIGMA Photo Pro)には現像時に「2倍」というモードがあり、恐らく3CCDの画素ずらしと似たような補間方式で約4倍の1800万画素まで画素数を増やせます。

原理的にはには他のベイヤーセンサー機と同じ画質で画素数を増やせるはずなのですが、まあ確かに画質的には「普通のAPS-C機」くらいは、等倍で確保できてると思います。
特に近景では2倍にした事がばれる事は、まず無いといえるほどの画質です。その画質は、等倍でもMerrillに引けをとらないほどではないでしょうか。

ただ、遠景となるとちょっと話は別です。別に悪いわけではなく、補間に問題があるとも思えませんが、木々などは解像仕切れなくなります。
これは恐らく、Foveonの画素ピッチが問題なのだと思います。画素ピッチ以下の空間周波数は解像できないからです。いくらローパスレスのFoveonでも、ピッチより狭い波長が入ってきてしまえば、流石にその情報は取得できません。

ですから、近景では殆どが画素ピッチ以上の空間周波数のために補間しても殆んど画質が損なわれませんが、遠景では元々情報が無い為に補間した際に解像できないものが出てきてしまうのだと思います。

特にDP1x世代のFoveonX3は、APSに迫るサイズのセンサーであるにも関わらず、1層は465万画素、ピッチは7.4μmで中判かっ!!ってレベルなのです。

前回DP Merrillの記事を書いたときに画素ピッチの計算をしたら、5.57μmという値だったので、これで丁度普通のAPSクラスですね。(当たり前)
このピッチだと、Foveonの驚異的な解像感+実際の解像度・画素数が両立されているので、たぶんこの辺が一番バランスの良い、おいしい設計なんじゃないですかね。

遠景も含めるとMerrillのほうにアドバンテージがあるんでしょう。


まあでも、ピッチが大きければ、解像できる空間周波数では画質は上になりますし、「自然な解像感」ってことで大判印刷時にも2倍設定でジャギーが出ないようにすれば問題ないんじゃないですかね。
どうでも良いけど、SPPで「2倍」だけじゃなくて、半画素ずらす「1.5倍」を作って欲しいですね〜。そうすると、1046万画素で出力されることになるので、より自然に画素補間できるんじゃないでしょうか?

多分、元々の総画素数が1400万画素なのに、補間で1800万画素にしてるから無理が出て解像仕切れなくなってるってのもありそうです。
まあでも、比較対象がベイヤーセンサーである以上、Foveonは1800万画素と考えても問題無さそうなんですけどね。

それにしても、なんで1.5倍がないんですかね〜 理想は1.72倍で1400万画素出力できることなんですけどね。流石に「1.72画素ずらす」ってのは無理あるでしょうし。

まあ結局、補完すればベイヤー機と同等の画質で高画素数、でも所詮Merrillには敵わないってとこですかね(^_^;)


さて、まとめ方があまりにも無理やりなので、ここで一気にDP1xの作例を放出して誤魔化します。
購入〜最近までで撮ったものの中から、サーバー容量の関係もあるので断腸の思いで厳選した(笑)写真達をアップしました。写真はリサイズせずに圧縮率だけ変えたので、Foveonの等倍画像をお楽しみいただけます。

それぞれの写真をクリックすると、オリジナルのサイズを開きます。

※これらの写真の著作権はこのサイトの管理人に帰属します。無断転載・転用を禁止します。


長野の冬です。夜は氷点下10度を下回ることも稀ではなく、川などが氷結します。


こちらは両方とも内部現像。それなりのクオリティは確保されています。
左画像は八ヶ岳。見通しがいいので解りませんが、山まで直線で70kmもあります。
それでいて、この解像力。圧巻です。


左は完全に氷結した川です。右は湖の上で撮影しました。流石に昼寝は出来ませんが。(←わかるかな〜?)
両方とも、いわゆるHDR現像です。


あまりにも寒いので、水辺は蒸気が凝結して氷り、こう言った光景が見られます。


空は様々な表情を見せます。


左は見覚えのある人も多いのでは? そうです、富士見パノラマです。
右は広角レンズを生かした、ダイナミックな近接撮影を練習しています。


同じく、コケ。右は土曜スペシャルで紹介されてしまった場所、横谷観音展望台です。
なんか最近、土曜スペシャルでこの辺が良く紹介される・・・


左は同じく展望台。右は√299にある、とある蕎麦屋(^_^;)
ちと高いけど、まあそれなりにおいしかったです。More or less.


夕日の当たる八ヶ岳。
HDRなので暗部ノイズが気になりますね。


クローズアップレンズを使わなくても、近接ではそれなりにボケます。


左はヨモギの草原。右はワサビです。葉っぱの質感が素晴らしいですね。


クローズアップレンズを手にしたので、調子に乗ってます(笑)
ケンコー クローズアップレンズNo.2 を使用しています。


左はもうちょっと構図を考えればよかったかも。右は納得の1枚。


クローズアップレンズはNo.5くらいは欲しいですね。左はもうちょっと寄りたかった代表例。


左画像、ねむの木の花に注目してください。ここまで解像できるカメラは、そうそうありません。
右は中央高速、双葉SAから。撮ってから富士山が写ってる事に気が付いた1枚(笑)。


そばの花が咲く頃に。そばの花一つ一つが克明に解像されているのには驚きます。
右は虹を強調した一枚。


水面に反射する空。刈ったまま放置された草も、なかなか味があって気に入っています。
右は中央高速、談合坂SA。


左は「マコモタケ」という食用の植物。台湾原産。しっかし、本当に食えるのか・・・?
右は良くある構図(笑)。


農作業の合間の風景(左)。サッポロポテトの作例(右)。もうちょっと絞ると、更に良く出ます(笑)。


右はNo.5(2+3)のクローズアップレンズを使用しています。(左は素)
若干周辺が流れますが、概ね問題ない画質であると言えそうです。
ここまで寄ると、どこか標準レンズのように見えてきますね。


No.5では、標準では演出できないボケが出せて面白いです。


ではでは。

※これらの写真は、特に断りがない限り、RAWで撮影してSPPで現像しています。

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